女性特有の抜け毛タイプを解説
女性の脱毛症の場合は男性と大きな違う点が多くあります。男性の場合はAGA(男性型脱毛症)と呼ばれる男性ホルモンが強く関係した抜け毛・薄毛が多いです。
ですが女性の場合は頭髪全体が均等に薄くなっていくケースが多いと言われています。多いのが髪の分け目から薄くなっていくケース。
女性には6つの抜け毛タイプがあるとされています。現在、抜け毛に悩んでいる場合はどのケースなのかを知っておくことも対処法を知る重要な項目です。
女性特有の脱毛症の中でも一番多いタイプとされているのが「びまん性脱毛症」です。頭髪全体で薄くなる傾向が強く、薄毛になる部分の境界というのは曖昧になります。びまん性脱毛症の原因は数多くあるとされており、ストレス、加齢、、過剰なダイエット、間違ったヘアケアなどあらゆるケースが重なると起こりやすいとされています。
出産後に抜け毛が増える現象を分娩後脱毛症といいます。出産後はホルモンバランスが大きく崩れる傾向があるため、成長期にあった髪の毛がいきなり休止期に入るなどして抜け毛が増えるケースです。出産も終えてホルモンバランスが安定してくると抜け毛は止まりやすく髪の毛も生えてくる傾向が強いです。
しかし、出産後に不規則な生活などになるとホルモンバランスが崩れたままとなり抜け毛がより進行して薄毛になるケースもあります。
女性は髪を縛るケースも多いと思います。一定の部分だけキツく髪を縛るなどすると頭皮に負担をかかってしまい、縛っていた部分だけ抜け毛が増えるといったタイプの脱毛症になります。
別名では「ポニーテール脱毛症」とも呼ばれています。一部分だけに負担をかけないようにする。頭皮マッサージを行い頭皮の硬化を防ぐなどすれば回避しやすい脱毛症です。
10円玉、500円玉程度の大きさで一気に髪が抜ける脱毛症です。円形脱毛症は自己免疫疾患の1つとも言われています。主な原因としては過度なストレスとの関係が強いとされています。
小さい円形脱毛症であればストレスの緩和をすることで改善する傾向が強いです。ただ、円形脱毛症から大きな脱毛症に繋がるケースもあるようなので円形ができたら休暇などを取ることが大切。生活も見直してみましょう。
頭皮から出る皮脂の過剰分泌によって起こる脱毛症です。皮脂が過剰分泌されることによって頭皮が炎症して抜け毛が増えると言われています。
対策としては脂質の少ない食事に切り替える。頭皮に負担の少ないシャンプーを使う。頭皮を清潔にするといった基本ケアが大切。
頭皮の毛穴がフケによって詰まり、頭皮が炎症などを起こして抜け毛が増える脱毛症の一種です。大きな要因として刺激の強いシャンプーを使って頭皮に必要な皮脂まで取ってしまうと起こるとされています。
フケが多く出る場合などはシャンプーの見直しをして頭皮を清潔に保つことが「ひこう性脱毛症」を防ぐ対策方法です。
抜け毛の対策としてはまずは自分がどの脱毛症タイプかを判断して適切なヘアケアをすることが大切です。
抜け毛の裏に隠れる病気を解説
実は女性の抜け毛では病気によって抜け毛が多く起こるケースも存在しています。病気なのか、脱毛症なのか判断をするのは初期症状では難しいケースが多いです。よく言われている抜け毛の裏に隠れた病気を紹介します。
また病気で抜け毛が起こっている場合の優先事項はまずは病気の完治を目指すことが優先です。並行してヘアケアもありですが、力を入れる側は病気を治すこと。これは忘れないようにしましょう。
薬の副作用 | 代表的な抜け毛が増やす薬といえば抗癌剤、向精神薬などが有名です。他にも痛風や脂質異常症を治す薬も抜け毛が増えるとされています。薬の使用を中止すれば元に戻るケースも多いと言われています。 |
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婦人科系の病気 | 卵巣のう腫や婦人科系疾患なども抜け毛が増える原因です。女性の場合は生理周期が乱れていても抜け毛が増えるケースが存在しています。ホルモンバランスが崩れると女性の場合は抜け毛が増える傾向があるので注意をしましょう。 |
貧血 | 貧血気味の方は鉄分が不足している傾向があります。同時に鉄分不足は髪への十分な栄養や酸素を届けることができずに抜け毛が増えるといったケースが存在。鉄分を食事やサプリメントから摂取するように心がけてみましょう。 |
甲状腺の異常 | 甲状腺は甲状腺ホルモンを分泌している場所でもあります。女性の場合は男性よりも甲状腺が関係した病気にかかりやすいとされています。甲状腺の病気が原因で抜け毛が増えるケースも存在。喉に違和感がある場合などは早めに医療機関で見てもらうようにしましょう。 |
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